α7RⅢ、α7Ⅲが相次いで発売。α7シリーズは、いよいよ第三世代に突入です。どちらも、大変に好評のようです。特に、量販店でα7RⅢを手に取って確認してきましたが、ファインダーも明るく精細で、他の機能も一段と進化を遂げていました。
しかし、私のようにオールドレンズを中心に撮影している者にとっては、フォーカス精度や連写機能は、さほど必要としません。愛用のR7Ⅱで十分かと迷っている間に、旧型となったα7RⅡの売値がグングン下がっていきました。遂には、発売時の価格より半額程に下落したので、買い替えに踏み切りました。これまでの愛機は、オークションで譲渡です。
今までのα7Ⅱと比べて外観は全くと言ってよいほど変わらず、“R”の実感は少なめですが、お気に入りのボディージャケット(ULYSSES製)も使えたので良しです。期待されるのは、裏面照射センサー(Exmore R)と、有効画素数が約2,430万画素から約4,240万画素へ上がったこと、ローパスフィルターレス仕様です。
忙しくて、まだ撮影に行けていませんが、どんな絵が繰り出してくるか楽しみです。
新しいFDマウントのレンズを手に入れました。Canon Reflex 500mm F8という、1980年製のレンズです。500mmなのにレンズの全長が短く、重量も705gと軽量なのが特徴です。この望遠レンズは反射望遠鏡の原理を取り入れたものです。内部にミラーが仕組まれています。
安く買えたのは良いのですが、内部はカビが生えていました。早速、分解して清掃したら綺麗になりました。コーティングの浸食や、バルサム切れはなく、幸いでした。復活させたレンズには愛着が湧きます。
初めは分解の仕方が分からず、ネットで探しても情報がなくて困りましたが、意外と簡単に作業が進みました。早く試したいと思っています。どんな絵が飛び出してくるか楽しみですが、リングボケとか二線ボケとか、かなり癖のあるレンズの様です。また、絞りはF8固定となっています。
1979年発売の、オリンパスOM10です。これは、僕が中学生から高校生の間に使用していた実際のカメラです。レンズはZUIKO 50mm F1.4 が付いています。
同社のOM2を廉価版にしたのがこの機種で、大場久美子がCMに起用され「キミが好きだというかわりに、僕はシャッターを押した」の文句で、購入を決めた若者は多かったのではないでしょうか(笑)。
裏蓋を開けると、モルト(遮光や緩衝材として貼られたスポンジ)はボロボロに溶けてしまっています。これは、貼り直すためのキットが販売されていますので修理できます。それ以外の箇所は強固で、当時の工業製品のクオリティーを証明しています。
レンズはカビが発生していましたので、分解清掃してあります。通電はさせていませんが、電気部品は故障しているかもしれません。
Canon A-1 ボディーもそうでしたが、ヤフーオークションでは未使用のレンズも出品されることがあります。画像は、FD50mmF1.4とFD50mmF1.8です。パッケージには値札が同梱されており、当時の値段が29,200円(税別)と20,100円(税別)と印刷されています。消費税が導入された1989年以降も、生産されていたのですね。
やはり新品は、本体に全くキズがなくレンズにカビやクモリもなく、大変気持ちのよいものです。しかし、実際に使用するにあたっては、少々年季の入ったレンズの方がオールドレンズを継承しているという感覚が伴って悪くないと思います。安く入手できることが、オールドレンズの魅力でもあります。もし、レンズにカビが生えていたら、自分で分解してクリーニングすることで愛着も沸きます。多少の不具合があったとしても、撮影画像にさほど影響しないことが多いと思います。
無駄使いと言えばそうかもしれませんが、少年の頃の夢を一つ叶えました!Canon A-1
を遂に手に入れたのです。中学生の頃に憧れのカメラだったのですが、とても小遣いで買える商品ではありませんでしたし、家庭でも簡単には備えることのできない贅沢品だったと思います。
時は過ぎて38年後、ヤフーオークションに箱入り新品のデッドストック品が出品されたのです。使い込まれた中古品は数千円で購入できますが、全くの新品となると滅多にお目にかかれません。
新品とはいえ、手元に届くまで経年劣化が心配されました。しかし、その心配は無用でした。誰も触っていないような、少年の頃に購入してたら、きっと同じであっただろう綺麗な状態でした。
使うのが勿体ないので、しばらくは観賞用に保管したいと思っています。手元のFDレンズが全て装着できるのは頼もしいです。気が向いたら久しぶりにフイルム撮影を試みてもいいかなと思っています。
SONY α7Ⅱ に Canon のボディーキャップを装着しています。すっかり気分は、勝手に SONY & Canon です。APS-C センサーの NEX-5 でオールドレンズを使用したこともありますが、やはり本来の焦点距離を活かしたく、結論はフルサイズセンサーに至りました。このモデルは、比較的に手に入りやすい価格のカメラですので、オールドレンズを試してみたい者には願ってもないものです。
レンズアダプターは、KIPONのマクロヘリコイドの付いたタイプを使用しています。少し高価ですが、品質は良いものです。最短焦点距離よりも一歩近づきたい時に、重宝します。
このアダプター(FD用)は、F1.2の明るいレンズには、金具が干渉して装着できないと言われています。しかし、F1.4以上の New FD レンズ群には問題なく使用できています。
|
▼機械仕掛けの時代
1954年(昭和34)に、キャノンとニコンより35mm判の一
▼自動絞り
一眼レフでフォーカシングやフレーミングを行う時、絞り値に係
▼TTL開放測光とAE自動露出
一眼レフで正確な露出計算を行うには、装着したレンズを実際に通る光量を用いる
▼FDレンズ
キャノンのFDマウントは絞り値連動レバーを採用し、レンズとボ
またFDレンズでは、スーパースペクトラコーティングが採用され
▼FDレンズ
キャノンのFDマウントは絞り値連動レバーを採用し、レンズとボ
またFDレンズでは、スーパースペクトラコーティングが採用され
この新しい接点では、デジタル信号でボディとレンズの情報交換が行われます。結果、FDマウントは互換性を与えられずレンズ遺産となってしまったのです。
▼マニュアルレンズの復活
この世にミラーレスカメラが登場し、介するアダプターによるフランジバックの自由度から、多くのマニュアルレンズが復活する時代を迎えました。古き時代の銘玉と呼ばれたレンズ、なかでも単焦点レンズは、そのポテンシャルをまだまだ引き出せる予感がします。
あの時、高額で手の届かなったレンズが、今なら手に入ります。そして、自身で撮影を試すことができます。マニュアルカメラ時代を経験したことのある自分としては、ヘリコイドを回転させてフォーカスを合わせるのことに抵抗感はありません。撮影前の儀式のようなものですから。
電子ビューファインダーならではの、ピーキングや拡大機能に助けられ、今、もう一度あの日のレンズを試すことができます。最新のコーティングが施されたデジタルカメラ専用のレンズには敵わないと言われていますが、でも行けそうな気がしてなりません。
自分の腕と目で確かめるべく、このサイトを運営していきたいと思います。